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見抜いているといった風の突き刺す眼差し
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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厳しい目つき・鋭い眼差し
目が合う・見詰め合う・視線がぶつかる
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前後の文章を含んだ引用
......づいてないんでしょうが、ぼくも、ほかの人も完璧に気づいていますよ。あなたにとって亜美さんという親友は、重荷だったって」 小池くんは大学生のころの、ぼくはなんでも見抜いているといった風の突き刺す眼差しと含みのある笑みで、さかきちゃんの顔の至近距離に近づいてきた。「なに言ってんだか。わかったようなことを言っちゃって」「もちろんこれはぼくの推測です。現実とは違う......
単語の意味
目差し・眼差し(まなざし)
目差し・眼差し・・・物を見るときの目の表情。物に視線を向けるときの目のようす。目つき。目線。
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厳しい目つき・鋭い眼差しの表現・描写・類語(目・瞳のカテゴリ)の一覧 ランダム5
思わず力負けしてしまうような鋭い視線で、雪見は瞬間的に目を逸らしていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
思い切ったような人を刺すような眼つき
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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目が合う・見詰め合う・視線がぶつかるの表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
その目が合った一瞬のあまりの短さゆえなのか、あるいはふたりの呼吸かなにかがぴったりと同調したのか、奇妙な、しかし確信に満ちた兄との一体感というか合一感に襲われた。今、ふたりは同じことを考えている。考えていることが同じなのではなくて、ふたりが一緒に、ふたりがかりでひとつのことを考えている。誰にそんなことを聞いたことがあるわけではなかったけれども、血のつながった兄妹というのはきっとどこもこういう瞬間があるものなのだ、とこの時知花は思った。
滝口 悠生 / 死んでいない者 amazon
サユリは、といえば、目を大きく見開いてティエンの視線を受け止めていた。それは彼女の網膜の上に一度受け止められ、そして何の感情も持たないようすで静かに散らされた。 ティエンの感情の波が静まると、サユリの瞳には自分の姿が鏡のように映り反射しているだけだった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
(目を覗き込んで気持ちを探る)坊主頭は小松の目を深くのぞき込んだ。彼はそこにある何かの奥行きを測っているみたいに見えた。部屋のある空間に特定の家具が収まるかどうか目測している人のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
その問いかけるような、それでいて、既に彼を十分に理解しているようなふしぎな 眼差し
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
互に隙 でも窺 うのか、暫くは睨合いの体 でした
芥川龍之介 / 杜子春
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「目・瞳」カテゴリからランダム5
童顔の丸い目にまだ濁りのない幼さの残った不器用な響きがある
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
「見る」カテゴリからランダム5
ちらりと電光のように時雄の顔色を窺った
田山 花袋 / 蒲団 amazon
ほんのり新茶の香りにでも酔った気持で笑いながら見ている。
岡本かの子 / 雛妓
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