ホットケーキよりひとまわりは大きい卵色のパン
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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パン
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......目? そのまま鳴りっぱなしにしておく。 窓の外にはもう薄闇が立ち込めている。 ただいま、と部屋に入ってきた陣治は、透明袋に入った菓子パンを大事そうに持っている。ホットケーキよりひとまわりは大きい卵色のパンだ。「ああ、十和子の顔見て安心したわ。いったいどないしたんか思た。電話は出えへんし、携帯は切ってあるし。なんかあったんちゃうやろな、舌の具合、どうや?」 無視す......
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こんがりきつね色に焼けてアツアツのカリカリで、だけど内部はフワフワのモコモコ。押すと、よく干して膨れ上がった布団のように押し返してくる。
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
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コロッケパンの特長は、コロッケの柔らかさがパンの柔らかさ同調しているところにある。コロッケパンの同類にハムカツサンドがあるが、ハムカツはパンと同調しない。噛んでいくと、ハムカツのところで歯の動きがいったん止まる。コロッケパンは、噛んでいくといつのまにか歯がコロッケを通過している。そして、口の中がいつのまにかパンとコロッケとソースが混じりあった味になる。混じりあった瞬間、なんだかとても楽しい気分になる。
東海林さだお / コロッケの丸かじり amazon
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