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うららかな春日 は一流れの雲も見えぬ深き空より四海天下を一度に照らして、十坪に足らぬ庭の面 も元日の曙光 を受けた時より鮮 かな活気を呈している。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:15% 作品を確認(青空文庫)
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庭・縁側・ベランダ
日差し・太陽光
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前後の文章を含んだ引用
......ると急に三人の談話が面白くなくなったので、三毛子の様子でも見て来 ようかと二絃琴 の御師匠さんの庭口へ廻る。門松 注目飾 りはすでに取り払われて正月も早 や十日となったが、うららかな春日 は一流れの雲も見えぬ深き空より四海天下を一度に照らして、十坪に足らぬ庭の面 も元日の曙光 を受けた時より鮮 かな活気を呈している。椽側に座蒲団 が一つあって人影も見えず、障子も立て切ってあるのは御師匠さんは湯にでも行ったのか知らん。御師匠さんは留守でも構わんが、三毛子は少しは宜 い方か、それが......
単語の意味
呈する(ていする)
曙光(しょこう)
春日(はるひ・はるび・しゅんじつ)
足・脚・肢(あし)
坪(つぼ)
呈する・・・1.ものを差し出す。差し上げる。進呈する。
2.その状態である。ある状態を示す。
2.その状態である。ある状態を示す。
曙光・・・1.夜、東の空に差してくる夜明けの光。暗闇の中で見え始める、最初の光。
2.物事の前途に見え始める、わずかな希望。
2.物事の前途に見え始める、わずかな希望。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
坪・・・1.尺貫法での、土地の面積の単位。畳(たたみ)二枚を並べてできる正方形の大きさ。6尺四方、つまり36平方尺(3.3㎡)。主に、家屋や敷地面積に用いる。田地の面積に用いる一歩(いちぶ)と等しい。
2.尺貫法での、土砂の体積の単位。1坪は6尺立方で、約630立方メートル。立坪(りゅうつぼ)。
3.錦(にしき)などの高価な織物や金箔、印刷図版など金属板の面積の単位。1坪は1寸四方で、約9.2平方センチ。寸坪。
4.建物や垣で囲まれた一区画の土地。中庭。転じて、宮中の部屋。「壺」とも表記する。
5.一般に縦横が同じ長さのもの。
6.格子のます目の一つ一つ。「壺」とも表記する。
7.本膳料理に用いる深い蓋のある漆器。また、それに盛った煮物。
2.尺貫法での、土砂の体積の単位。1坪は6尺立方で、約630立方メートル。立坪(りゅうつぼ)。
3.錦(にしき)などの高価な織物や金箔、印刷図版など金属板の面積の単位。1坪は1寸四方で、約9.2平方センチ。寸坪。
4.建物や垣で囲まれた一区画の土地。中庭。転じて、宮中の部屋。「壺」とも表記する。
5.一般に縦横が同じ長さのもの。
6.格子のます目の一つ一つ。「壺」とも表記する。
7.本膳料理に用いる深い蓋のある漆器。また、それに盛った煮物。
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太陽が雲の隙間からアスファルトを照らした。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
鶴川と私とのあいだには、夏のはげしい直射日光がある。鶴川の若い顔は脂に照りかがやき、光りの中に睫を一本一本金いろに燃え立たせ、鼻孔をむしむしする熱気にひろげて、私の言葉の終るのを待っている。
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
陽がじりじりと照りつけ、何もかもがまぶしかった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(夜の)庭に面したサッシの大ガラスにうつる自分を見ていた。 中が明るいので庭はほとんど見えない。
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電燈が馬鹿にくらい。どんなおばけが出て来るかと思った。
林芙美子 / 新版 放浪記
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