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夜明けの海辺を散歩したの。 海はどこまでもぼんやり青くて、空はむらさき色で、遠くがピンクで、あっちのほうからすごい光がもうすぐ 射してきて一日が始まる。昨日がいっちゃう。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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夜明け
海
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......ロ大会になってしまったわ。 どうしてくれるの? 結局、これだ、っていうのがなくて二人は懐かしい曲を聞いて歌ったり踊ったり、朝まで。それで眠れなくなっちゃって。 夜明けの海辺を散歩したの。 海はどこまでもぼんやり青くて、空はむらさき色で、遠くがピンクで、あっちのほうからすごい光がもうすぐ射してきて一日が始まる。昨日がいっちゃう。二人がサイパンにいた時は、そうそう、あのちびの弟くんも。みんなでよくこうやって遊んじゃって徹夜したなあ。会いたいなあ、って思った。 朔美に会いたい、竜一郎に会い......
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恐ろしいまでに荘厳 なこの日の序幕
有島武郎 / 生まれいずる悩み
東のそらがぼうっと銀いろになって
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
忙しく歩く人たちの姿が見える。一日の始まり。世界が目を覚まし、世の中の歯車が回転し始める時間。
村田 沙耶香「コンビニ人間」に収録 amazon
引窓の隙が白くなった
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
雲とともに変わって行く海の色
梶井基次郎 / 海 断片
(船上から)波また波と果てしもなく連なる水の堆積 をはるばるとながめやった。
有島武郎 / 或る女
海は原初、人間のいのちの母胎だった
田久保 英夫 / 海図 amazon
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川水は勢いを削(そ)がれどんよりと悲しんでいるようにしばらく澱(よど)んで見せる
室生 犀星 / あにいもうと「あにいもうと・詩人の別れ (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
波濤の音は《…略…》性急に噛みつくように聞えた。
阿部 知二 / 黒い影 (1950年) amazon
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空には深く快活な黄色を隠して、上辺だけが紅
佐藤春夫 / 田園の憂鬱 amazon
季節らしさのこもった夕暮なり。
林芙美子 / 新版 放浪記
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