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何らかの匂いを放つこともなく、潮風にとけて消えていった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:95% 作品を確認(amazon)
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匂いがする・におう
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前後の文章を含んだ引用
......きとはためくパッチワークのように見えた。 私はカバンからごそごそと木箱を出して、火の中に入れた。 それはしばらくの間、目立って燃えていたが、ちょっと心配していた何らかの匂いを放つこともなく、潮風にとけて消えていった。火葬場よりもずっといい場所だ。きっと。「厳粛な気分だ。」 乙彦はそれが何だったのか知っているのだろうか? 私はたずねた。「骨、でしょ。」 と私を見ずに言った。私......
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かすかなにおいが葉子の部屋にも通 って来た。
有島武郎 / 或る女
風にのって彼の顔に近づいてくる何か物の腐敗した匂いが、彼の嗅覚にはたらきかけて、彼を把えているのだった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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