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そしてつまずいては倒れた。まわりの人たちは手を取って葉子を起こしてやる仕方しかたも知らないような顔をしてただばからしくあざわらっている。そんなふうにしか葉子には思えなかった。幾度ものそんな苦い経験が葉子を片意地な、少しも人をたよろうとしない女にしてしまった。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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天邪鬼・素直でない
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前後の文章を含んだ引用
......って見ようとした事は幾度あったかわからない。こうさえ行けばいいのだろうと通って来て見ると、いつでも飛んでもなく違った道を歩いている自分を見いだしてしまっていた。そしてつまずいては倒れた。まわりの人たちは手を取って葉子を起こしてやる仕方しかたも知らないような顔をしてただばからしくあざわらっている。そんなふうにしか葉子には思えなかった。幾度ものそんな苦い経験が葉子を片意地な、少しも人をたよろうとしない女にしてしまった。そして葉子はいわば本能の向かせるように向いてどんどん歩くよりしかたがなかった。葉子は今さらのように自分のまわりを見回して見た。いつのまにか葉子はいちばん近しいは......
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片意地(かたいじ)
片意地・・・頑なに自分の考えや行いを押し通そうとすること。また、そのさま。意地っ張り。意固地。依怙地。
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