からだの内側で直接心を摑まれたように、私の全身がぎゅっと苦しくなる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:97% 作品を確認(amazon)
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悲しくて胸(心)が痛い
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前後の文章を含んだ引用
......心臓が、肋骨の中で跳ねている。 私たちは目を伏せたまま近づいていく。彼はなにも言わず、私もなにも言えない。そして言えぬまま、私たちはすれ違ってしまう。その瞬間、からだの内側で直接心を摑まれたように、私の全身がぎゅっと苦しくなる。こんなのは間違ってると、私は強くつよく思う。私たちが見知らぬ人同士だなんて、ぜったいに間違っている。宇宙の仕組みとか、命の法則みたいなものに反している。だから、......
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遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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