TOP > 人物表現 > 性格・態度 > 意志が弱い・優柔不断
こういう男の厄介なところは、この時点では本心であっても、将来には裏切る可能性があるということだった。精神の脆弱さを本人が一番理解していないのだ。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
意志が弱い・優柔不断
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......「この男、喋るわよ」雪子が、地道に顎を向けた。「絶対に」「しゃ、喋るものか」地道が反論する。 成瀬は、地道を見る。嘘とも見えなかった。けれど、とも思う。けれど、こういう男の厄介なところは、この時点では本心であっても、将来には裏切る可能性があるということだった。精神の脆弱さを本人が一番理解していないのだ。 その時、久遠の身体から携帯電話の鳴る音がした。成瀬は、響野と顔を見合わせる。久遠が素早く、それを取り出した。「地道さんの携帯電話が鳴ってる」「誰からだ?」「分......
ここに意味を表示
意志が弱い・優柔不断の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
優柔不断にかわし続けている
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
気持ちがいっきにしぼみます。《…略…》見えない鎖にがんじがらめになり、動けなくなるのです。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
お店に入ってもどの服を買うかすぐに決められなくて、熟考しているうちにお目当てが売り切れてしまうタイプの私だけれど
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
このカテゴリを全部見る
「性格・態度」カテゴリからランダム5
おいしいといわれるものなら無理をしてでも食べにゆくし、また、おいしいかどうかわからないもので、見た目には少々うす気味わるいものでも、食べものであればちょっと味わってみたいたちだ。 この十年間は、ずいぶん国外も国内も旅行したので、旅の思い出は限りなくあるが、その思い出も、たべものとつながっている場合が多い。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
何でもないことが、どうでもいいことが、何でこんなにおかしいんだろう。泣くためじゃない、怒るためじゃない、嘆くためじゃない、笑うために、あたしたちは生まれてきた。そうとしか思えない時がある。抑えても、抑えても、笑いがこみ上げて、精神が笑いに共鳴し、震える。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
性格・態度 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ