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たっぷりと焦らしてやってから電話に出た。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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電話に出る・受話器を取る
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前後の文章を含んだ引用
......て、やがてそれはなみだのような形になって、今にも落ちそうにふるふる震える。 携帯が震えて、風人からの電話を知らせる。明日じゃないとダメだって言ってたクセに、と、たっぷりと焦らしてやってから電話に出た。「なによー、来るの明日でしょ?」 いつも通り、炒めすぎたもやしみたいな情けない声が聞こえてくると思っていたあたしは、笑いそうになりながらもきちんと耳を澄ました。......
単語の意味
焦らす(じらす)
焦らす・・・期待させつつもったいぶって相手をイライラさせる。
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その電話を無視して寝てしまうことも、ひとつの選択肢としてあった。《…略…》しかし電話のベルはそこにあるあらゆる選択肢を叩き潰すかのように、いつまでも鳴り止まなかった。このまま夜が明けるまで鳴り続けているかもしれない。彼はベッドから起き上がり、何かに足をぶっつけながら受話器を取った。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
「もしもし」別れた妻の声は、透明なガラスに氷が当たる音を思わせた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
(電話に出ない)二時、六時、十時と彼女に電話をかけてみたが、電話には誰も出なかった。彼女は彼女なりに忙しい人生を送っているようだった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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泡が水銀のように光る
宮沢 賢治 / やまなし amazon
(留守電)先方の電話は留守電になっていた。不在を告げる録音テープは既製ではなく、彼女自身が吹き込んだもののようだった。凜としていて、その分、穏やかさに欠ける声──。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
酸欠の金魚のように口を動かして、通話のふりをする
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
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(かかってくるかもしれない)電話というのは置き去りにされた時限爆弾みたいに思える
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
ル、ルン。 突然電話のベルが鳴った。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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