TOP > 感覚表現 > 雰囲気・空気 > 張り詰めた・ピリピリした空気
感覚が無言のうちに冴える。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
張り詰めた・ピリピリした空気
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......まった。 半町ばかり先に、蛍 ほどの赤い火が見えだした。七は、煙草をすいながら戸狩の若者七人ばかりと一緒に、草叢 に腰をすえこんでいた。 いるな。 来たな! 両方の感覚が無言のうちに冴える。 慎吾は、硬 ばった態度をとりながら、一同といっしょに歩みよって、 「七、たいそう早かったな」 「おいでなさいまし」 七は柔和にあいさつをした。そして介添の者にまで、......
単語の意味
冴える・冱える(さえる)
ここに意味を表示
張り詰めた・ピリピリした空気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空気はどことなくピリピリしていて、ちょっと力を入れて蹴とばしさえすれば大抵のものはあっけなく崩れ去りそうに思えた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
教室内の女子の皮膚がぴりっと緊張する。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「雰囲気・空気」カテゴリからランダム5
しっかり閉じられた病院の窓からでも五月の暖かい日差しが入り込んでいる。けれど、窓の向こうの風が届かないと、閉ざされた息苦しさは消えない。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
ほんの毛筋ほど離れた気配
永井 路子 / うたかたの amazon
同じカテゴリの表現一覧
雰囲気・空気 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ