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全てははったりだったが、コースは合っていた。それにつづく沈黙の不確かさは、僕がポイントを稼いだことを示していた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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黙る・沈黙
嘘をつく・ごまかす・隠し通す
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......。「しかしそれには時間がかかるし、それまでは僕はしゃべらない。しゃべったとしても全部はしゃべらない。あなたにはどれだけが全部なのかはわからない。違いますか?」 全てははったりだったが、コースは合っていた。それにつづく沈黙の不確かさは、僕がポイントを稼いだことを示していた。「君と話すのは面白いよ」と男は言った。「君の非現実性はどことなくパセティックな趣きがある。まあ、いい。べつの話をしよう」 男はポケットから拡大鏡を出して、テーブ......
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「それは良かった」と槿は、良いことなどこの世には存在しないと知っているかのような、声を出す。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
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「お母さん、今夜名古屋で造花の展示会があるの。新しいデザインがたくさん出るらしいから、ちょっと行って来るわ」 昭子は口先では滑らかに言ったが、言葉のどこかにぎごちなさがあるのを意識しないわけにいかなかった。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
あなたはついさっきまでとてもきちんと話をしていたのよ。象の話になるまではね。でも象のことになるとなんだか急にしゃべり方がおかしくなっちゃったわ。何を言おうとしているのかよくわからないし、いったいどうしたの? 象のことで何かまずいことでもあるの?
村上春樹 / 象の消滅「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
音は聞こえずに烽火 の火花は間を置いて怪火のようにはるかの空にぱっと咲いてはすぐ散って行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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