みだれる雲――疾風 の叫び
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
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風の音
強風・暴風
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前後の文章を含んだ引用
......も、剣を把ると、名だたる腕利 き。ぬかりはあるまいが、油断はせまいぞ」 「その儀は」 と、初めて、明るい一笑を投げて、丈八は、宙を翔 るように、街道を急いで行った。 みだれる雲――疾風 の叫び――行 く方 は宵闇 ほど暗かった。時々、青白くひらめく稲妻が眸 を射、耳には、おどろおどろ、遠い雷鳴 がきこえてきた。 × × × 「あっ――傘が」 と......
単語の意味
だれる
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
だれる・・・気持ちにしまりが無くなり、だらっとなる。緊張感を失う。退屈する。
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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窓のそとは絶えず吠えるような風の音が続き
宇野 千代 / 色ざんげ amazon
吹き込んでくる風の音がピッチ感の悪いリコーダーのようで耳につく
辻 仁成 / グラスウールの城 amazon
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右に左に、木々は首を振って、枯れた木の葉を散らし続ける。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
吹きつけて来る風に面と向かうと、鋭い刃物を当てられたように痛い
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
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厚い石塀の連なりは、夕暮れの静けさを一層引き立てている
季良枝 / 由熙 amazon
太鼓の音が殷々 と轟 く。
岡本かの子 / 河明り
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虚空に短い笛のような音で風が唸る
山川方夫 / 海岸公園 amazon
果実のようなふくらみを持った風
村上春樹 / めくらやなぎと眠る女 amazon
どう吹こうとためらっていたような疾風がやがてしっかり方向を定める
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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