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しいんとした薄暮のいろが低く水面に降りていた。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:78% 作品を確認(青空文庫)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......! 傘か、てめえ達ゃ濡れて帰れ!」 姥捨 と冠 ヶ岳 を右のほうに見ながら善光寺平 を千曲川に沿って、二里ばかり上 へ遡 ると、山と山の間、すべてひろい河原地へ出る。 しいんとした薄暮のいろが低く水面に降りていた。西岸の山の尾根から河原のふちへかけて、屋根へ石を載せた豆板のような家がまばらに散在して見える。 戸倉の温泉 だった。やがてその辺に、チラチラと数えられるほどの燈火 ......
単語の意味
薄暮(はくぼ)
薄暮・・・夕暮れ。日が暮れること。
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夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ある生暖 かい日の暮れ
芥川龍之介 / 河童
もうすっかり日が暮れているのに気付き、部屋の電気のスイッチを入れた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
山々が夕陽の最後の光を映して薄紫に輝き、頂きのなだらかな線をしばらく黒く強く暮れ残る薄白い夕の空にきわだって見せていたが、やがて潮が引くように次第に暮の色が山並から下りて来る。
野間宏 / 第三十六号「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
山の端から朝日が昇る。湖の町を、太陽の光が順番に洗っていく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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