TOP > 感覚表現 > 音の響き > 小さな音・不鮮明な音
縁の下で蚯蚓 でも鳴いているような心もち
芥川龍之介 / 運 ページ位置:37% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
就寝前に聞こえる音
小さな音・不鮮明な音
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、くどくど誦 していたそうでございます。大方それが、気になったせいでございましょう。うとうと眠気がさして来ても、その声ばかりは、どうしても耳をはなれませぬ。とんと、縁の下で蚯蚓 でも鳴いているような心もちで――すると、その声が、いつの間にやら人間の語 になって、『ここから帰る路で、そなたに云いよる男がある。その男の云う事を聞くがよい。』と、こう聞えると申すのでござ......
単語の意味
蚯蚓(みみず)
蚯蚓・・・ミミズ綱(貧毛類)の環形動物の総称。地中に住む、薄赤くて細長い下等生物。円筒状で、多くの輪のような節から成る。名前は、目がないため「目みえず」に由来するという説が有力。地竜(じりゅう)。赤竜(せきりょう)。
ここに意味を表示
就寝前に聞こえる音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
私は風邪をひいた時の小さな子供のように、みんなの声をぼんやりと幸福に聞いていた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
小さな音・不鮮明な音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
綿で包んだような音がかすかにしている。
梶井基次郎 / 城のある町にて
空耳かと思った。しかし、波音にまぎれてそれはかすかに続いていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
ジャズが騒狂な渦の爆発の響を送る。
岡本かの子 / 巴里祭
私の返事が室 の中で「ウワ――ン」と反響して消え失せた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
墓場は完全な沈黙に被われた
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
ヒューヒューと風の叫び
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
もう眠っていいかな? ぼくはほんとうに疲れているんだ。こうして受話器を手にもっていても、崩れかけた石垣を一人で支えているような気分なんだ
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
寝ぼけ眼 を擦 りながら
夏目漱石 / 吾輩は猫である
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ