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小娘の肩から胴、脇 、腰へかけて、若やいだ円味と潤いと生々しさが陽炎 のように立騰 り、立騰っては逸作へ向けてときめき縺 れる
岡本かの子 / 雛妓 ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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少女・娘・女の子
若々しい
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前後の文章を含んだ引用
......ってば」「いいでしょう、先生」と腕に取り縋 ったり髪の毛の中に指を突き入れたりした。だがその所作よりも、大きな帯や大きな袖に覆われてはいるものの、流石 に年頃まえの小娘の肩から胴、脇 、腰へかけて、若やいだ円味と潤いと生々しさが陽炎 のように立騰 り、立騰っては逸作へ向けてときめき縺 れるのをわたくしは見逃すわけにはゆかなかった。わたしは幾分息を張り詰めた。 逸作の少年時代は、この上野谷中切っての美少年だった。だが、鑿 ち出しものの壺 のように外側ば......
単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
腰(こし)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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