武士道の枠組みを支える三つの柱は「智」「仁」「勇」とされ、それはすなわち「知恵」「仁愛」「勇気」を意味した。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:42% 作品を確認(amazon)
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武士道
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前後の文章を含んだ引用
......が優秀なことはむろん尊ばれたが、知性を表すのに用いられる「知」という漢字は、主として「叡智」を意味し、単なる知識は従属的な地位しかあたえられなかったのである。 武士道の枠組みを支える三つの柱は「智」「仁」「勇」とされ、それはすなわち「知恵」「仁愛」「勇気」を意味した。なぜならサムライは本質的には行動の人であるからだ。そのため学問はサムライの行動範囲の外におかれた。彼らは武士としての職分に関係することにのみ学問を利用した。宗教......
単語の意味
仁愛(じんあい)
仁愛・・・たっぷりの思いやりで、愛情を注ぐこと。いつくしみ。また、そのさま。
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武士道の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(武士道は)数十年、数百年もの長きにわたる日本の歴史の中で、武士の生き方として自発的に醸成され発達を遂げたものなのである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
武士道は、あくまでも日本の長い封建風土のなかで、武士のあるべき姿として自然発生的に培養され、そのつど時代に即応して 研鑽 され、やがては〝武士の掟〟となった不文不言の倫理道徳観であった。いうなれば武士道は、サムライがつくり、サムライによって育てられ、その育て上げた武士道がさらなるサムライを鍛え上げるといった、日本固有の修養精神だったといえる。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
(武士道とは)武士階級がその職業、および日常生活において守るべき道を意味する。一言でいえば「武士の 掟」、すなわち、「 高き身分の者に伴う義務」のことである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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「どうしたの? 石になっちゃって」 ティエンは、マスターベーションの現場を発見された少年のような 初心 な表情で振り返った。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
最初は茫漠とした幻想のかたまりのようなものが雲の如く脳裡に湧き、何かしらものを書かずにはいられなくなる。
谷崎潤一郎 / 雪後庵夜話 amazon
心の一角に悪い衝動が、夏の雲のように立ち現れたかと思うと、みるみる心の空全体に広がっていく
中村真一郎 / 夜半楽 amazon
「あんた、俺たちの味方だろ? な、な」歯欠けの男は、野球チームのキャッチャーが審判の判定に願いを託すかのように、祈っている。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 amazon
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