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玄関横の呼び鈴を押した。何も聞こえない。 「ごめんください」 玄関先で声をかけた。だが、いつまでたっても返事がない。お勝手の格子窓の向こう側にも、人の動く気配はなかった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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ドアのチャイム・呼び鈴
留守
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前後の文章を含んだ引用
......日に尾畑守の遺体が発見されて、告別式が執り行われた後、尾畑小枝子は駿東郡清水町の現住所に引っ越した。したがって、彼女がここに住んだのは短期間に過ぎない。 間島は玄関横の呼び鈴を押した。何も聞こえない。「ごめんください」 玄関先で声をかけた。だが、いつまでたっても返事がない。お勝手の格子窓の向こう側にも、人の動く気配はなかった。彼は、辰川と顔を見合わせた。「留守のようですね。向かいの家に当たってみますか」 辰川の言葉に、間島はうなずいた。「この家にいた尾畑守くんを、唯一目撃した人ですね......
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ドアのチャイム・呼び鈴の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ドアにノックの音がした。はじめに二回、そして呼吸ふたつぶんおいて三回。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
コツ、コツ、コツ…… 啄木鳥 みたいに、蔵六が、牢を指でたたいた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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留守の表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(居留守)物音はしないが、居るのは気配で判る。
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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一秒でもいい、一秒でも早くこの場を逃れ出たいと云う気分に 被われて
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
いくら拭いても、砂が入って来て艶の出ないという白っぽい、かさっとした縁側
宮本百合子 / 明るい海浜
何かの役には立つかもしれないといった程度の狭い庭
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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おまえなんて、ガードを下げたまま、チャンピオンに向かっていく素人だよ。勝ち目がない
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
それは今まで期待したことのない不思議なアンサンブルで
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
上げ潮のように前途有望な龍馬の将来
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
すっかり錆付き、鳥のフンがこびり付き、最早どんな鍵を差し込んでも開きそうにない錠前だった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
(ゼロに近い可能性)ドラえもんが僕の机から出てこないかな、ってのと一緒
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
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