魂の抜けた彼女の姿
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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死人・遺体
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前後の文章を含んだ引用
......呼吸をしていた者たちがそれをやめて一歩退がった。 眼を薄く開けた姑は、明らかに死んでいた。 この人、こんなところで自分が寝てること、もう知らないんだな……尋恵は魂の抜けた彼女の姿を見て、そう思った。「心臓は動いてません」 医師は改めて言い、壁にかけられた時計を見上げた。「それでは一時十五分ですね。死亡ということになりますので」 事務的な......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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死人・遺体の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人形のように手足を伸ばした死体
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
(亡くなった我が子の)押しつけられたなきがらのよろめくような重さを、乙松は忘れない。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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「人の印象」カテゴリからランダム5
九月に入ったばかりだというのに、その男はきちんとビジネススーツを着こみ、ネクタイを喉元で締めていた。髪をぴったり撫でつけ、綺麗に髯も剃っている。地方銀行の支店長という印象だが
三上 延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ amazon
押し合いへし合い並んでいる
夢野久作 / ドグラ・マグラ
店内はむせ返るようであった。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
「生と死」カテゴリからランダム5
巻かれていた時計のねじがだんだん緩んで、モーメントが限りなくゼロに近くなり、やがて歯車が最後の動きを止め、針がひとつの位置にぴたりと停止する。沈黙が降りる。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
(妹の死)「たくさんの虫が、一匹の死にかけている虫の周囲に集まって、悲しんだり泣いたりしている」と友人に書いたような、彼女の死の前後の苦しい経験がやっと薄い面紗 のあちらに感ぜられるようになった
梶井基次郎 / 城のある町にて
虫のように、なんの造作 もなく死んでしまう。
芥川龍之介 / 偸盗
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