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砂のように崩す
横光利一 / 日輪 ページ位置:79% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......ために爾は返れ。」 彼女は剣を握ったまま泣き伏していたとき、部屋の外からは、突然喜びに溢れた威勢よき反絵の声が聞えて来た。 「卑弥呼、我は奴国を攻める。我は奴国を砂のように崩すであろう。」 二十四 耶馬台 の宮では、一人として王を殺害した反絵に向って逆 うものはなかった。何故なら、耶馬台の宮の人々には、彼の狂暴な熱情と力とは、......
単語の意味
砂(すな)
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
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堕落する・破滅する・転落するの表現・描写・類語(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は七〇年代の後半を坂道に置かれたボウリング・ボールのように破局へ向けて急速に転り落ちていった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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崩れる・崩壊するの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「人生」カテゴリからランダム5
(ソロコンサートで演奏が途中で止まるギタリスト)楽曲は、展開部の最後に差し掛かり、ベースラインの半音ずつの上昇を経て、最初の主題に戻ろうとする。まさにその刹那だった。 沈黙が、唐突に脇から彼を追い抜いて、行手に立ちはだかった。音楽が、その隙に彼の手から逃れ去った。何も聞こえなくなった。どういうわけか、しんとしていて、発熱した時間が、虚無のように澄んでいる。蒔野は、舞台の照明が目に入った時のように、その静寂を少し眩しいと感じた。額に汗が滲んだ。人混みで財布を 掏 られた人のように、彼は慌てて音楽を探した。手元にはただ、激しい鼓動と火照りだけが残されている。 聴衆は、突然、演奏が止まってしまったことに驚いていた。蒔野自身も呆然としていて、何が起きたのか、わかっていない様子だった。すぐに演奏に戻ろうとしたが、指はただ、指板の上をうろつくだけで途方に暮れた。蒔野はもう一度、驚いた顔をして、怪訝そうに、自分の左手を見つめた。 会場がざわつき始めると、彼は何も言わずに立ち上がって一礼した。客もどうしていいかわからなかったが、疎らに拍手が起きた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
自分の一切を賽 にして、投げてみる
岡本かの子 / 渾沌未分
精神主義は、多くは無能な者の隠れ蓑であることが多い
司馬 遼太郎 / 殉死 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
ただ右から左に消えてゆく。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
十二時過ぎたシンデレラの衣装同様あとかたもなく消え去る
安岡 章太郎 / 質屋の女房 amazon
(公衆電話)「君にはそれができる、天吾くん。俺には――」 そこで十円玉が切れた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
苫米地氏は一度ハマれば距離感を置くことすら難しい吸引力を持つブラックホールだ。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
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