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私の遠い瞳が見ていたのは、山の向こうにあるはずの、もっとどろどろして、もっと強く、とてつもなく美しいはずの「人間」というものに対する夢だった。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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......そういう子供じみた世界観を、父や母や教祖や信者たちは何度もその熟練した大きな考えかたで包もうとしたが、若い年齢の持つエネルギーを止めることは誰にもできなかった。私の遠い瞳が見ていたのは、山の向こうにあるはずの、もっとどろどろして、もっと強く、とてつもなく美しいはずの「人間」というものに対する夢だった。泣いたり、笑ったり、だましたり裏切ったり、ひどくまじめだったりして、ふまれてもふまれても笑うことができる、そんなふうになまなましく生きているはずの架空の人々だっ......
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魚が水のない場所に生きていられない
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不可解な要素がいくつかある。そして話のラインが錯綜している。どのラインとどのラインが繋がっているのか、それらの間にどのような因果関係があるのか、見きわめることができない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
頭の中を整理するように眼を閉じてその話に聞き入っていた。
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