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夜は疎らな街灯の下以外、道と畑の境もわからぬほどの暗さだが、本当にわからぬわけではなくて、目はすぐ闇に慣れる。アスファルトの闇と、草の繁る闇は違うし、遠く川の上の空を見ればそこにあるのは闇ではなく見慣れたいつもの夜空だとわかる。
滝口 悠生 / 死んでいない者 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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夜
街や村の雰囲気・印象
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前後の文章を含んだ引用
......なく、ほとんど野菜畑だった。畑を完全に捨てた家もあまりないが、農家だけを生業にしている家も少なく、跡継ぎがいなくて家庭用の作物だけをつくっている家が多かった。 夜は疎らな街灯の下以外、道と畑の境もわからぬほどの暗さだが、本当にわからぬわけではなくて、目はすぐ闇に慣れる。アスファルトの闇と、草の繁る闇は違うし、遠く川の上の空を見ればそこにあるのは闇ではなく見慣れたいつもの夜空だとわかる。 もう一方の道は集会所の先に広がる林の間を大きく左に曲がり、林を切り開いて建てたのだが今では木々に埋もれるようにある家を二軒過ぎた先で、左に延びてやはり県道につ......
単語の意味
上の空(うわのそら)
夜空(よぞら)
夜空・・・夜の空。
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ほんの小さな街だ。港からの帰り、国道を車で飛ばす時には煙草は吸わないことにしている。マッチをすり終るころには車はもう街を通りすぎているからだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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夜明けだ、新しい空気が甘美な果汁のようにかれを蘇生させる。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
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(石材店)石を運ぶ重機を載せたトラックが停まっている。在庫か見本か、屋根つきのスペースに墓石がいくつか並んでいる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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