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長いことクリームを塗らない顔は瀬戸物のように固くなって
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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すっぴん・化粧を落とした顔
肌の硬さ・軟らかさ
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前後の文章を含んだ引用
......て貰った。 * (十二月×日) 浅章はいい処だ。 浅草はいつ来てもよいところだ……。テンポの早い灯の中をグルリ、グルリ、私は放浪のカチュウシャです。長いことクリームを塗らない顔は瀬戸物のように固くなって、安酒に酔った私は誰もおそろしいものがない。ああ一人の酔いどれ女でございます。酒に酔えば泣きじょうこ、痺 れて手も足もばらばらになってしまいそうなこの気持ちのすさ......
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すっぴん・化粧を落とした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あざみさんはふだんもきれいだが、ふだんの彼女は必要以上にオフになっていると思う。その美しさの半分も表に出していない。ただのちょっときれいな人という程度だ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
ほとんどすっぴんの彼女の笑顔は、眉毛がうすいせいか、どこか退廃的だ。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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肌の硬さ・軟らかさの表現・描写・類語(肌の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
その皮膚は泡にさわるようにやわらかく、融けてしまいそうに私の手には感じられた。
阿部 知二 / 冬の宿 amazon
(女の)香をたきこめた絹のような柔肌
真継 伸彦 / 鮫 amazon
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「肌の印象」カテゴリからランダム5
餅のようにしんなりした肌
林 芙美子 / 河沙魚「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
その黒さは仕事用の白衣を着ると余計に目立った。まるでアルベルト・シュヴァイツァーの助手みたいだ。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
「顔」カテゴリからランダム5
浮世絵にでもありそうな細長い鼻つきをした瓜実顔
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
「化粧」カテゴリからランダム5
梶井基次郎 / 城のある町にて
ふつうの家庭の主婦が見れば眉をひそめそうなきつい化粧
半村 良 / 雨やどり amazon
朝だけに、香水の匂いもまだ固かった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
吉川英治 / 増長天王
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