誰に言うでもない、つぶやきのような言葉だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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小声(細い・弱い・静か)
囁く・ささやき
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......きしめんの彼氏だったひとが二十四時間いつでもこわくて、それから逃げるためにあの寮に入ったのが半分あるの。でも、今は少し違うところもあるんだ。友達ができたし。」 誰に言うでもない、つぶやきのような言葉だった。 私はそれを聞いた時、どうしてかさっと頭が真っ白になった。弟はもう弟ではなくひとりの人間で、私ももう姉ではなかった。本当にわからなかった。この夜のなかで、このひ......
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吐息のような私語(ささやき)
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
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厚い壁のように手に触れそうな沈黙が、二人を遠く他人のように隔てている
森 瑤子 / 風物語 (1984年) amazon
そのときまでに決めておいてよ」 そう言って、希美子は弁当のからあげを口いっぱいに頬張った。これ以上何も話す気はないし、聞く気もないと言わんばかりに。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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