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小雪まじりの冷い風が吹きぬけて来る。二ツの七輪から火の粉がさかんにぜている。さかんな火勢だ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:76% 作品を確認(青空文庫)
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コンロ・七輪
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前後の文章を含んだ引用
......尋常な勤め口もありよう筈がない。  浅草へ行く。公園のなかで、うどんを一杯ずつ食べて、ついでに腹の上で冷くなった、たいやきも出して食べる。うどん屋の天幕の裾から、小雪まじりの冷い風が吹きぬけて来る。二ツの七輪から火の粉がさかんにぜている。さかんな火勢だ。熱い茶を何杯も貰う。おぶいばんてんをほどいて、お芳さんは子供に乳をふくませ、おしめをあてかえてやっているけれど、ずっくりと濡れたおしめの匂いが何となく不快で仕方......
単語の意味
燠火・熾火(おきび)
小雪(しょうせつ)
盛ん・壮ん(さかん)
燠火・熾火・・・1.赤く熱した炭火。
2.炭やまきが燃えきって、白くなりかけた状態。
単に、燠・熾(おき)ともいう。
小雪・・・二十四節気の一つ。冬だが、雪がまだそれほどでないころ。太陽暦で11月22、23日ごろ。北風が強くなる時期である。
盛ん・壮ん・・・1.元気で勢いがあるさま。
2.何かが積極的に行われるさま。何かが続けざまに行われるさま。
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