TOP > 人物表現 > 表情・顔に表れた気持ち > 恥じた表情
顔が永遠の中に凍りついたように見え、薄ら氷に似た羞恥がほんのりと浮かぶ
福永 武彦 / 草の花 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
恥じた表情
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
薄ら(うすら)
永遠(えいえん・とわ)
羞恥(しゅうち)
薄ら・・・ほんの少し。かすか。
永遠・・・ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。無窮(むきゅう)。永久(えいきゅう)。
羞恥・・・恥ずかしく思う気持ち。恥じらい。とくに(外から受ける恥辱とは違い)内から湧き上がってくるような恥ずかしさ。「羞」は訓読みで「はじ」と読め、「恥」と同義。
ここに意味を表示
恥じた表情の表現・描写・類語(恥ずかしいのカテゴリ)の一覧 ランダム5
睦子は、はにかんだ。それは、いまの娘たちからほとんど失われている、演技の匂いのない、自然なはにかみだった。 甘くとろけるような灯りが、小さくともったようであった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
もじもじし出し顔が段々赤くなって来てしまいには泣きそうになった
梶井基次郎 / 橡の花
このカテゴリを全部見る
「恥ずかしい」カテゴリからランダム5
汗が背中をなめくじになって滑り落ちる
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
砂金のように濃 かく汗の玉の吹き出た薫
岡本かの子 / 渾沌未分
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
心に少しの憂いがある時は、月の前を横ぎる薄雲ほどの微かな陰翳(かげ)が美しい顔にかかる
中島 敦 / 悟浄出世 amazon
屈託の影すらない笑顔
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
恥ずかしい の表現の一覧
表情・顔に表れた気持ち の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ