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外の通路に出た美鈴は、ドアの隙間から「じゃ、ね」と小さく手を振る。十和子が振り返したときにはすでにドアは閉じていて、規則正しい足音が遠ざかって行く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:44% 作品を確認(amazon)
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......ったけど、でも――」 美鈴は微笑む。「トンちゃん、人の心配する前にね、もっと自分のこと考えなさいよ。なあに、そのカーディガン。ひどいわね、毛玉ぐらいとったら」 外の通路に出た美鈴は、ドアの隙間から「じゃ、ね」と小さく手を振る。十和子が振り返したときにはすでにドアは閉じていて、規則正しい足音が遠ざかって行く。 部屋にもどり、なんとなくまた椅子にすわる。パジャマを着替えるのさえ億劫だ。 薄い口紅の付着したカップを眺めながら、はじめのうちは姉の顔の痣のことをぼんやり考え......
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