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......ぎ、居間にもどって彼女に手わたした。ミュウは礼を言ってブランディーを受け取った。時間が過ぎ去り、カーテンが何度か音もなく揺れた。風にはちがった土地の匂いがした。「ねえ、あなたはほんとうに本当のことを知りたい？」とミュウはぼくに尋ねた。彼女の声にはようやくなにかを決心したような乾いた響きがあった。　ぼくは顔をあげてミュウの顔を見た。そして言った。「ひとつだけ確かなことがあります。それは、もし本当のことが知りたくなかったならぼくはここには来なかっただろう、......