マグロの赤身が鉄を熱して真っ赤になった焼きがねを連想させることからその名がついた鉄火丼。したがって、脳天にじんと痺れるほどの強いわさびを添える。
嵐山光三郎 / ごはん通 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
丼もの
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
痺れる(しびれる)
脳天(のうてん)
鮪(まぐろ)
痺れる・・・ビリビリとした刺激を感じる。また、感動して感覚的にビリビリと感じて、興奮したり魅了されたりする。
脳天・・・頭のてっぺん。頭頂部。
鮪・・・1.サバ科マグロ属の回遊魚。長い紡錘形でで腹部が非常に太い。赤身の魚で食用。主に、刺身や寿司にして食べる。名前は目が大きく黒いので「目黒」が変化したとされる。
2.(魚市場に横たわる冷凍まぐろに似ていることから)横になったまま無反応で動かない人。とくに性行為中の女性にいう。
2.(魚市場に横たわる冷凍まぐろに似ていることから)横になったまま無反応で動かない人。とくに性行為中の女性にいう。
ここに意味を表示
丼ものの味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(鉄火丼)マグロは醤油に漬け込んであったらしい。切り身の表面は暗色の脂の輪が広がっている。電灯の光を受けニスのように艶やかだ。頭の中に幻の磯の香りが吹き抜ける。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
このカテゴリを全部見る
「米」カテゴリからランダム5
ニューヨークへいったとき、ゆきずりに妙な店に入ってしまった。スタンドバーふうになっていて、坐ると目の前におもちゃの線路があり、注文をすると、調理室からハンバーガーをのせた汽車がはしってきて、目の前でとまるしかけになっていた。こどもならいざしらず、大のおとなが、神妙な顔して汽車の上にのっているハンバーガーをたべるなんて、なんだか、なさけない気分だった。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
パエリャ・バレンシアーナのおいしいところは、殻つきの貝のなかに入りこんだサフランご飯で、みな殻を手にもって歯でしごくようにして食べることだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
米 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ