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ギター・バイオリン・弦楽器の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
その時バイオリンがまた鳴った。今度は高い音(ね)と低い音が二、三度急に続いて響いた。それでぱったり消えてしまった。三四郎はまったく西洋の音楽を知らない。しかし今の音は、けっして、まとまったものの一部分をひいたとは受け取れない。ただ鳴らしただけである。その無作法にただ鳴らしたところが三四郎の情緒によく合った。不意に天から二三粒落ちて来た、でたらめの雹のようである。
夏目 漱石 / 三四郎 amazon
(三味線の音)風のように夢のように、かすかな律動でそよぎたつ糸の音
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「君の、名前は?」 その声は、こだまとなって夜の山に響く。虚空に繰り返し問いかけながら、すこしずつ小さくなっていく。 やがて、無音が降りてくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
長靴の音をたてて出て行った。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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