飲みくだすと、その液体は涼しい流れのままに喉を降りていき、口の中には余韻だけがかすかに残り、やがて消えた。
この表現が分類されたカテゴリ
飲む
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
余韻・余韵(よいん)
余韻・余韵・・・1.余(あま)った韻(いん[=似たような響き])。余った音。鐘をついた後などにある、音が鳴り終わった後にも残っている響き。「韻」と「韵」はどちらも訓読みで「ひび(き)」と読め、「音」を意味する字。「余音」とも書く。余響(よきょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
ここに意味を表示
飲むの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
六本のビールは全部空になった。灰皿の中には六個のプルリングがそげ落ちた半魚人のうろこのように残っていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
満足を与へるやうな、相槌
芥川龍之介 / 芋粥
(コンサートの)録音された拍手を長く聞いていると、そのうちに拍手に聞こえなくなる。終わりのない火星の砂嵐に耳を澄ませているみたいな気持ちになる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
赤ひげの少しある口を、咽 まで見えるほど、あけて笑いながら
芥川龍之介 / 偸盗
(石の絵に色を塗る)あまり明るい色調では石の重量感が描ききれない。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ