TOP > 感覚表現 > 動き・反応・変化・現象 > 陽炎(かげろう)
河原一面の緑の草から陽炎がのぼって、何だか眼がくるめくよう
太宰 治 / 津軽 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
陽炎(かげろう)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
ここに意味を表示
陽炎(かげろう)の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
河原一面の緑の草から陽炎がのぼって、何だか眼がくるめくよう
太宰 治 / 津軽 amazon
コンクリートは熱を吸収してまたそれをぐらぐらに放出して、逃げ水というのか陽炎というのか、よくわからぬぶよんとした動きが前方に見える。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
湿気が温められて陽炎が立つ中
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
灰色の雲が空一帯を罩 めていた。それはずっと奥深くも見え、また地上低く垂れ下がっているようにも思えた。 あたりのものはみな光を失って静まっていた。ただ遠い病院の避雷針だけが、どうしたはずみか白く光って見える。
梶井基次郎 / 城のある町にて
空は灰色に 拡がり、時々まぶたに重いくらいの薄陽が船にさします。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
南へ低くなった日がそれを覗くように射しかけた。
長塚 節 / 土 amazon
病人の顔色のように空が暗くにごっている
山本 有三 / 波 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動き・反応・変化・現象 の表現の一覧
晴れ・曇り の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ