日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

クレソンのスープの香り。チーズのスフレの香り。このように香りのゆたかなフランス料理を久しぶりに食べた。

池波正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録　ページ位置：86%　作品を確認（amazon）

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前後の文章を含んだ引用

......ューの中から、生牡蠣と、クレソンのスープと、チーズのスフレと、車海老のチーズ・ソース。それに胡椒のステーキ、ベルギー産のアンディーブのサラダをえらぶ。　うまい。クレソンのスープの香り。チーズのスフレの香り。このように香りのゆたかなフランス料理を久しぶりに食べた。　このようなフランス料理を食べさせる店は、戦前には全くなかったといってよい。ところが近年、料理に熱心な人びとがフランスで勉強をして来て、帰国後、小さな〔うまいも......

単語の意味

スフレ（すふれ）

スフレ・・・泡立てた卵白の泡を使ってふんわりと焼いた菓子や料理。出来立ては、卵白中の空気が膨張して2～3倍に膨らんでいるが、冷えるとすぐにしぼむ。

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フランス料理の味、おいしさを伝える表現・描写（洋食・西洋料理のカテゴリ）の一覧ランダム５

ソースがこってりしていて、いかにもフランス料理の典型

フランス人はパンが好きで、パンならいくらでも食べられるが、ご飯は食べなれていないし、野菜としてあつかうくらいだから、ほんの少ししかたべない。

石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録　amazon関連カテ白飯・米パンフランス料理

アメリカ映画の食事のシーンは、むかしから、あまりおもしろいものがない。　出て来る食物も単純なものだし、多くの監督や脚本家は、食物と食卓にあまり興味をしめさぬようだ。　ところが、フランス映画になると、だいぶんにちがってくる。　ごくありふれたギャング映画などでも、食卓をたいせつにあつかう。　これはやはり、食事に執着をもつフランスの国民性から出たものにちがいない。

池波正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録　amazon

フレンチの本当のメインディッシュは「会話」。食事とともにゆっくりとした時間を楽しむ。

フランス料理特有の香料や、アルコール分の入ったこってりしたソースは「肝臓の敵」だそうだ。フランス人は中年から太りだすひとが多い。