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郭公の声が一筋、柔らかな光の中を横切って彼方の稜線に消えて行く。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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鳥のさえずり(鳴き声)
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......々の間を群れとなって移ろう鳥のように、空気がゆっくりと流れる。風は線路に沿ったなだらかな緑の斜面を滑り、軌道を越え、木々の葉を震わせるでもなく林を抜ける。そして郭公の声が一筋、柔らかな光の中を横切って彼方の稜線に消えて行く。丘は幾つもの起伏となって一列に連なり、眠りについた巨大な猫のように、時の日だまりの中にうずくまっていた。 足の痛みは一層激しくなった。 井戸について語る。 十二......
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稜線(りょうせん)
郭公(かっこう)
時鳥・不如帰・杜鵑・子規・社宇・郭公・霍公鳥(ほととぎす)
稜線・・・連なった山を遠くから見たときの、ある山の頂上と隣の山の頂上を結ぶ、一番高い部分の線。尾根(おね)の線。
郭公・・・カッコウ科の鳥。初夏に日本に渡来する、ハトよりやや小形の鳥。ほぼ灰褐色で腹には白地にタカに似た細く密な横斑(おうはん[=頭と尾を結ぶ線に対して、直角に交わる斑(まだら)模様])がある。「カッコー」という鳴き声がそのまま名前となった。他種の鳥の巣に卵を産みつけ育てさせる「托卵(たくらん)」の習性をもつ。
時鳥・不如帰・杜鵑・子規・社宇・郭公・霍公鳥・・・カッコウ科の鳥。山地に住む、中形の鳥。俗に「テッペンカケタカ」と聞こえるように鳴く。自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ねる。
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