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たった今土の底から立ち上がったようなくぐもった声
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 作品を確認(amazon)
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低い(こもり・重い)
こだま・やまびこ・反響する
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単語の意味
くぐもる
くぐもる・・・声がこもる。声が物の影から出てきたようにハッキリしない。
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言葉が耳の中でシンバルの連打のように響く
勝目 梓 / 日蝕の街 amazon
「誰だ?」上を見上げた。――それが「誰だ――誰だ、――誰だ」と三つ位に響きかえって行く。
小林多喜二 / 蟹工船
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波濤の音は《…略…》性急に噛みつくように聞えた。
阿部 知二 / 黒い影 (1950年) amazon
あたりは息苦しいまでの沈黙に包まれていた。人の声もなく、吠える犬もいない。寄せる波も、吹く風もない。どうしてこれほどまですべてが深く静まり返っているのだろうとミュウは不思議に思った。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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