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西嶋が投げたボールは、レーンの右寄りの位置から綺麗に回転しながら進み、半分を越えたあたりで、緩やかに左側に曲がりはじめる。カーブなのかフックなのかは判然としないが、とにかく曲がる。その曲がり方は期待を持たせる膨らみを伴っていたが、結局は、一番ピンを行き過ぎ、横のピンに当たった。左側が抉られたように、ピンが残った。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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......った。二日前のフォームとはずいぶん違っていたからだ。安定した投げ方だった。東堂は近くにあった椅子に、腰を下ろす。椅子の位置は高く、レーンの様子がよく見渡せた。 西嶋が投げたボールは、レーンの右寄りの位置から綺麗に回転しながら進み、半分を越えたあたりで、緩やかに左側に曲がりはじめる。カーブなのかフックなのかは判然としないが、とにかく曲がる。その曲がり方は期待を持たせる膨らみを伴っていたが、結局は、一番ピンを行き過ぎ、横のピンに当たった。左側が抉られたように、ピンが残った。首を捻りながら西嶋は戻ってくる。おかしいなあ、という顔だ。そして、椅子に置いた本を手に取り、じっくりと読みはじめた。 ボウリングの教本だ、とは見当がついた。 西......
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矢が的板に当るたびに、畳を叩くような音が出るのであった。
上林 暁 / 野「上林暁全集〈第3巻〉小説(3)」に収録 amazon
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