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眠れなかった。身体中に不快な熱がこもっていて、苛々の虫が多発的にうずいた。起き上がって喚き散らしたい衝動をどうにか抑えて、布団に 包 まっていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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苛立つ・イライラ
眠れない・眠りが浅い
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前後の文章を含んだ引用
......ぬまま朝を迎えた。朝食の支度は、まどかの世話に忙しい雪見には任せられず何とかこなしたが、出勤する勲を見送ると、尋恵はだるい身体を再びベッドに横たえた。 それでも眠れなかった。身体中に不快な熱がこもっていて、苛々の虫が多発的にうずいた。起き上がって喚き散らしたい衝動をどうにか抑えて、布団に包まっていた。 寝室の外では時折、姑が尋恵を呼ぶ声が聞こえた。幻聴ではないようで、そのたびに向かいのドアが開け閉めされる音と、その前でまどかが駄々をこねる声が繰り返された。 ......
単語の意味
身体(しんたい)
身体・・・人のからだ。肉体。
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頭おかしくなりそうなくらいイラつく
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
誰もいないところで、ワアッ! と叫びあがりたいほど焦々する
林芙美子 / 新版 放浪記
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眠れない・眠りが浅いの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ろくに眠っていない疲れと、朝一番の光を待つ長い狂気のような孤独の時間に恐怖をおぼえ
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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一気にとはいかず、かなりもどかしい。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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遠くの戦車の轟きに似たような、いびきの音
曽野 綾子 / 夫婦の情景 amazon
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