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火のような涙が噴きこぼれてきた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......、節ちゃんが、何か一言優しい言葉をかけてくれたのでやみくもに涙が溢 れて困ってしまった。何だか、胸を突き上げる気持ちだった。口のなかの飯が、古綿のように拡がって、火のような涙が噴きこぼれてきた。塩っぱい涙をくくみながら、声を挙げて泣き笑いしていると、凸坊が驚いて、玩具 をほおり出して一緒に泣き出してしまった。 「オイ! 凸坊! おばちゃんに負けないでもっと......
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
星なんぞは眼にもはいらない。星なんか、みんな私は私の眼から流してしまう。
林芙美子 / 新版 放浪記
風がひゅうひゅう強く吹くので、泣いた跡の、腫れぼったい眼の縁がヒリヒリしました
谷崎潤一郎 / 痴人の愛 amazon
涙を感動の物差しとして誰かに示す
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(物語の翻訳)「他人の文章をまるで自分の考えのように追っていくわけでしょう? 1日何時間も、まるで自分の執筆のように。他人の思考回路に同調するのよね。それって、妙なものよ。違和感がないところまで入っていけたりしてね。どこまでが自分の考えなのかわからなくなったり、普段の生活にまで人の思考が混入していたりね。影響力の強い人のものを訳していると、ただの読書の何倍もひっぱられるわよ。」
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
例によって金田邸へ忍び込む。 例によってとは今更 解釈する必要もない。しばしばを自乗 したほどの度合を示す語 である。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「泣く」カテゴリからランダム5
(うどんを)食べている途中から、身体が温まったせいかまた涙が溢れ出てくる。俯くと鼻腔にまで流れ込んで喉がふさがってしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
涙の出るにまかせていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
泣きだしそうに 髭 だらけの顔をクシャ、クシャさせた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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