(たこのみそ汁)潮の匂いのするみそ汁
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:69% 作品を確認(amazon)
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みそ汁
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......した。 そんな夕食のとき、突然、弟がここへ来てはじめての「現実的」発言をしたのだ、それはおどろいても無理ないと思う。「そりゃまた急に、どうして?」 私は言って、潮の匂いのするみそ汁をひとくち飲んだ。「今日、釣りしててそう思ったんだ。帰ろうかな、って。これ以上ここにいたら、帰りそびれちゃうよ。」 弟は言った。 偉いな、と私は思った。自分の中......
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みそ汁の味、おいしさを伝える表現・描写(和食・日本料理のカテゴリ)の一覧 ランダム5
なし崩しに溶けていく味噌の濁流に潜む、すりつぶされた豆の残滓。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
味噌汁を飲むと身体が温まって気持ちが落ち着いた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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「和食・日本料理」カテゴリからランダム5
味噌のコクも砂糖の甘みも最初は主張しないのだ。自分は脇役と心得て、控えめに素材に寄り添っている。どんな味だい、はっきりおし、と迫れば際限なく逃げる。逃げられれば追うのが人情。追うほどに深みにはまる。気が付けば味噌どぶどろの底なし沼。
萩野アンナ / 食べる女 amazon
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