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病院のベッドの上で、美咲は透明になりかけていた。薄くなり、色を失い、透けていこうとしていた。このまま消えちゃうんじゃないかと思った。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......泣きそうなんだって、よーっく、わかったもんだ。あんた、ほんとに、わかりやすいから」 唇を嚙み締める。ここで黙ったら負けだってわかっているけれど、何も言えない。 病院のベッドの上で、美咲は透明になりかけていた。薄くなり、色を失い、透けていこうとしていた。このまま消えちゃうんじゃないかと思った。思えば怖くて、失いたくなくて、泣きそうになった。 美咲が快復して退院できそうだと、師岡のおばちゃんがわざわざ報せに来てくれたときは、もうちょっとでおばちゃんを抱......
単語の意味
色を失う(いろをうしなう)
色を失う・・・恐怖や不安で顔が真っ青になる。思ってもみない出来事に唖然とすること。
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