上掛けのカバーに涎の染みをひろげて眠りこけている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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寝顔
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前後の文章を含んだ引用
......毛を剥がすようにゆっくりまぶたを開くと、腫れぼったい感じはするが痛みは引いている。 タオルが顔の横にずり落ちていて、陣治は胡坐をかいたままベッドの端に頬をつけ、上掛けのカバーに涎の染みをひろげて眠りこけている。 15 午後遅く、大阪駅近くのデパート内のパーラーで紅茶を飲んでいるときに連絡があって、久しぶりに水島の声を聞く。いつもの場所で七時半にということだけを約束......
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寝顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼女の寝顔は、私の寝顔みたいに、熟睡するとあったまったプリンみたいに横に広がって目鼻立ちがのっぺり見えるようなこともなく利発そうだ。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
上掛けのカバーに涎の染みをひろげて眠りこけている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
片方のまぶたから白目が薄くのぞいている。こけた頬に暗い液体のような陰が溜まって、鼾をかいていなければ、さっき蹴り飛ばした当たり所が悪くて死んでしまったと思ったかもしれない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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どれくらいの時間が過ぎたのだろう。目を開けたまま眠りに落ちていたような錯覚が、わたしを揺り起こした。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
彼にはそれに抵抗しようとする気持は全くなかった、そしてなるがままに溶け込んで行く快感だけが、何の不安もなく感ぜられるのであった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
頭を枕に落すと同時に、まるで機械のように簡単に眠りに落ちる
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
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