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心の中がもうろうとして来る。《…略…》空腹に酒を飲んだせいか、馬鹿に御めいてい。私は下駄をぬいで椅子に坐った。両手の中に顔を伏せていると部屋のなかがシーソーのようにゆらゆらとゆれる。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......に焼けつくようだ。壁の鏡のそばで、学生が二人夕刊を読みながら、焼飯を食べている。母も眼をつぶって盃を口へ持って行っている。二本目の酒を註文ちゅうもんして、また独りで飲む。心の中がもうろうとして来る。母はよせなべのつゆを皿盛りの御飯にかけてうまそうに食べている。  空腹に酒を飲んだせいか、馬鹿に御めいてい。私は下駄をぬいで椅子に坐った。両手の中に顔を伏せていると部屋のなかがシーソーのようにゆらゆらとゆれる。何も思う事はない。只、ゆらりゆらり体がゆれているきり。不ざまな卑しい女は私なのよ。ええ、そうなの……まことにそうなンです。うじが降りかかって来そうだ。  盃に浮いた......
単語の意味
空腹(くうふく)
空腹・・・腹が空(す)くこと。腹がへっていること。空き腹(すきはら)。空きっ腹(すきっぱら)。 ⇔ 満腹(まんぷく)。
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