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色々と根掘り葉掘り質問した挙げ句、急に感じ入ったような表情になって、「すみません。」と謝られた。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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我に返る・意識が戻る
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前後の文章を含んだ引用
......…」と首を傾げただけだった。 私のことは知らなかった様子で、恐縮されてこちらが恐縮した。よくあることである。 しかし、小説家という職業には甚く興味を持っていて、色々と根掘り葉掘り質問した挙げ句、急に感じ入ったような表情になって、「すみません。」と謝られた。私は何ごとかと眉を顰めたが、先ほど教えた名前は偽名で、本名は城戸章良というと明かした。そして、ここのマスターには内緒にしてほしいと断って、歳も私と同じ一九七五年......
単語の意味
感じ入る(かんじいる)
感じ入る・・・とても感心する。
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「あと三十秒です」 ストップウオッチを見ている訟廷管理官が無機質な声を出した。 その声で集中が途切れた形となった勲は、無意識に傍聴席全体へ視線を回した。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
部屋に戻ったとき、すみれは目を開けていた。そこにはまだ微かに不透明なヴェールがかかっているものの、意識の光は回復していた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
自分を回復した
有島武郎 / 或る女
「おい、立花、焦げてるぞ」 江原がいい、立花の思考はそこで中断すると、そのままこのやりとりから頭は離れていった。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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頭の中が真っ白になり、それが少しずつ元に戻るのにずいぶん長い時間がかかった
村上春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート(タクシーに乗った男) amazon
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