岩に波のぶつかる音がきこえてきます。波の暗い太鼓のような音
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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波の音・潮騒
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前後の文章を含んだ引用
......たくはなかったのでしょう。渇いた舌を湿すため、海水にぬれた指をしゃぶりながら、十字架上で基督が舐めた酢の味のことを考えました。 舟は少しずつ向きを変え、左手から岩に波のぶつかる音がきこえてきます。波の暗い太鼓のような音は、いつか、同じように島に渡った時、聞いたおぼえがあります。ここから海は、ふかい入江になって、島の砂浜を洗っている筈です。しかし島全体は闇と真黒にまざりあって、......
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阿部 知二 / 黒い影 (1950年) amazon
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羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
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