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まだ暮れきらない。昼の光が空に漂っている。電飾の鈍い明滅。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
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夕方
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前後の文章を含んだ引用
......かさっぱりわからんかった。暗かったし、空いてたし、一番奥の塀際の竹やぶの陰やったから、俺が行くまで人目につかなんだんや。それから? ほかになんか思い出したか」 まだ暮れきらない。昼の光が空に漂っている。電飾の鈍い明滅。のろのろと走る車。テールランプ。広告塔。血溜まりに倒れた男。陣治の猫撫で声。「もうここまできたら止められへん。みな思い出せ、十和子。思い出して吐き出してしまえ」......
単語の意味
明滅(めいめつ)
暮れる(くれる)
明滅・・・光が明るくなったり暗くなったりすること。明かりをつけたり消したりすること。
暮れる・・・1.太陽が沈んで外が暗くなる。⇔明ける。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
2.季節や年が終わる。「年が暮れる」
3.同じことの繰り返しや、同じ気持ちのままで時間を過ごす。「涙に暮れる」
昏れる・眩れる・暗れる・闇れる、とも書く。
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夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
午後はようやく終り、夕暮の光と溶けあい、坂路の左にある大きな赤い寺の屋根がキラキラと輝いた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
既に橋のたもとにはすっかり夕暮の色が下りていた。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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