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宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
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草木のざわめき
薄(すすき)・萱(かや)
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前後の文章を含んだ引用
......した。カムパネルラの頬 は、まるで熟 した苹果 のあかしのようにうつくしくかがやいて見えました。 そして島 と十字架 とは、だんだんうしろの方へうつって行きました。 向 こう岸 も、青じろくぼうっと光ってけむり、時々、やっぱりすすきが風にひるがえるらしく、さっとその銀 いろがけむって、息 でもかけたように見え、また、たくさんのりんどうの花が、草をかくれたり出たりするのは、やさしい狐火 のように思われました。 それもほんのちょっとの間、川と汽車との間は、すすきの列 でさえぎられ、白鳥の島 は、二度 ばかり、うしろの方に見えましたが、じきもうずうっと遠く小さく、絵 のように......
単語の意味
煙る・烟る(けむる・けぶる)
翻す(ひるがえす)
狐火(きつねび)
銀(ぎん)
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
狐火・・・夜の墓地や山野で燃える、青白い火。鬼火(おにび)。
銀・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Ag、原子番号47。金よりわずかに軽く、白く光って美しい艶(つや)をもつ金属。金属中最も熱と電気の伝導性が高い。空気中では酸化しないが、硫黄の化合物にあうと黒色に変わる。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
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羽毛の畑のような芒の穂波
横光利一 / 日輪
萱(かや)が一面に生え、尾花の末が日に光る
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
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唐突に出現したのは、静寂だった。室内がそれに包まれる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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幹の中途からいきなり八方へ炸裂したように、苛立たしさ剥き出しの枝
古井 由吉 / 弟「古井由吉自撰作品 2 水/櫛の火 (古井由吉自撰作品【全8巻】)」に収録 amazon
すっかり葉の落ちてしまった木が箒のよう
カレル チャペック / 園芸家12カ月 amazon
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