いつからこの子はこんなに乱暴になったのだろう。《…略…》その小さな背中に雪見は悪魔的な歪みを感じてしまった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:48% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
歪んだ性格
意地の悪い性格
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......姿が目に入ったところで立ち止まった。 まどかはあすかの手を持って、ぶんぶんと振り回していた。 雪見は愕然と立ち尽くした。 そして、くらくらとした怒りを覚えた。 いつからこの子はこんなに乱暴になったのだろう。 あれだけ駄目だと言っているのに聞いてくれないのか。 人が見ているのも知らず、いい気になって人形を振り回している。その小さな背中に雪見は悪魔的な歪みを感じてしまった。 人形をこんなふうに扱うようでは、今後も梓ちゃんのようなトラブルが起こってしまう。あれは偶然ではなかった。いずれまた起こる。 今、食い止めなければ、手遅れになっ......
単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
ここに意味を表示
歪んだ性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
意地の悪い性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
魚の肌のように、底意地の冷い
林 芙美子 / 浮雲 amazon
このカテゴリを全部見る
「性格・態度」カテゴリからランダム5
(ハワイでは)なまけものの私は、他人がいないとしっかりすることはなくて、下手すると海を眺めては一日中寝ているような人間なので
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
すべての責任が自分にあるかのようにかしこまる
新田 次郎 / 芙蓉の人 amazon
同じカテゴリの表現一覧
性格・態度 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ