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繊細なところがないのをいいことに、内面を見透かされる恐れを感じることなく
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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大雑把・がさつな性格
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前後の文章を含んだ引用
......そう呼んでからかった。二人の間に某か通ずるものが芽生えたことは確かだが、打ち解けたというのとは違った。ある意味、悠木は安西を利用して孤独を手に入れていた。安西に繊細なところがないのをいいことに、内面を見透かされる恐れを感じることなく、思う存分無我を貪ることができたのだ。 この三年間というもの、安西に対する印象は初対面の時のまま少しも変わることがなかった。飲み、笑い、喋り、他人の体を揺する。......
単語の意味
内面(うちづら・ないめん)
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(警戒しない)泥棒に入る時には、家の中に誰もいないかを充分に確認する必要がある。これに神経を傾けない奴は、戦場で無闇に銃を乱射して、居場所を知らせてしまう兵士と同じだ。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
自分自身を平気で虐 げる人のように、ふろしき包みの中から乱暴に幾枚かの絵を引き抜いて
有島武郎 / 生まれいずる悩み
音を立てて灰皿を置く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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緑子は人に自分の体がちょっとでも触れぬように警戒というか、見えぬ膜のなかに自分を入れて少しずつよじらせてるように見えた。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
あまり云われるので断れなくなった。
宮本百合子 / 伸子
濃い眉が利かん気にぴりりと上がる
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