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彼女は軽く顎に手を掛け、ライオンゴロシについて熱心に読んでいる。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
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集中する・夢中になる
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前後の文章を含んだ引用
......っ白だ。ストーブの燃える音と紙の音だけが聞こえている。カラー挿し絵の上をなぞったり、ページの角をつついたりする彼女の指は、今と変わらずやはりバレリーナのようだ。彼女は軽く顎に手を掛け、ライオンゴロシについて熱心に読んでいる。そして、彼女の斜め後ろに学生服を着たK君が立っている。それは深い黒色で、喪服のように彼によく似合っている。── わたしはもう一度ゆっくり、部屋を眺めた。眠くなる......
単語の意味
顎・頤・腭(あご)
顎・頤・腭・・・1.口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
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話はつい永くなって十時頃になってしまった。
岡本かの子 / 東海道五十三次
神経は磁石 に吸い寄せられた砂鉄のように、堅くこの一つの幻像の上に集注して
有島武郎 / 或る女
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顔色がいかにも多忙らしい、わるくすると多忙に食い殺されはしまいかと思われるほどこせついている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
(テレビ鑑賞に)食事と晩酌の時間を最低限当てる。まるで画面から味でもするみたいに吸いついて飽きもせず眺めている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
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