光のなかにあるようにかすんでいる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
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ぼんやり見える
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......る前も、ここに来た今も。そしてその存在に尊敬を感じる。 なつかしい、甘い郷愁をおぼえる。小さい頃聴いた歌みたいに、メロディーだけが流れ出す。かすかで、美しくて、光のなかにあるようにかすんでいる。 なんなんだ、私は。どうしてこんなに感じ入っているんだろう。 混乱した。未知の物に出会うと、ひとは混乱する。「ごめんね、由男くん、あの人が迷惑をかけて。」 すわ......
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窓にはこんなふうに向こうが見えないくらいに水滴がいっぱいついてた。その向こうに線路 脇 のフェンスの緑の金網があって、さらにその向こうにやっと、桜の桃色があった。いちめんに。ぼやけた2重のフィルターを通して初めて気づいた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
分らない――朦朧 と靄 でも隔てて見るように
吉川英治 / 無宿人国記
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光景が、スイッチを入れた(ブラウン管)テレビのように鮮やかに浮かんでいくる
佐藤 愛子 / 窓は茜色 amazon
互に隙 でも窺 うのか、暫くは睨合いの体 でした
芥川龍之介 / 杜子春
見残した芝居の幕のあとを見届ける気持
岡本かの子 / 母子叙情
空の裂け目でも見るみたいに僕の顔をじっと見た
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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