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夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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痩せた顔・こけた頬
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前後の文章を含んだ引用
......体この湯は何に利くんでしょう」と手拭を畳 んで凸凹頭 をかくした男が一同に聞いて見る。「いろいろなものに利きますよ。何でもいいてえんだからね。豪気 だあね」と云ったのは瘠 せた黄瓜 のような色と形とを兼ね得たる顔の所有者である。そんなに利く湯なら、もう少しは丈夫そうになれそうなものだ。「薬を入れ立てより、三日目か四日目がちょうどいいようです。今日等 は這入り頃ですよ」と物知り顔に......
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痩せた顔・こけた頬の表現・描写・類語(頬・ほっぺのカテゴリ)の一覧 ランダム5
半さんは痩せ形で、顔は三角に近い。見る人によっては秋の野原で頻繁に出くわすかまきりの面を思い起す。
猟師と兎と賭と「現代日本文学大系〈92〉現代名作集 (1973年)」に収録 amazon
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「頬・ほっぺ」カテゴリからランダム5
眼が深くくぼみ、頬はこけて、頭蓋骨に直接、皮膚をかぶせたように見える男
三浦 朱門 / 犠牲 amazon
「顔」カテゴリからランダム5
まだ毒されていない幼なさが、母親似の顔の輪郭に残っている。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
目鼻立ちのはっきりした、南国の熱い花を 偲ばせる面差しである。華やかな造作だが、寂しさは 睫毛 の長さの中に宿っていた。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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